金沢の加賀料理 カニだけではない！おいしい人気料理をご紹介

金沢の伝統的な料理と言えば「加賀料理」。新鮮な食材の旨味を引き出してくれる加賀料理は、地元民にもおいしいと人気です。今回は、そんな金沢の郷土料理である「加賀料理」をご紹介。定番グルメのカニもいいですが、たまには金沢の伝統食も味わってみませんか？

「加賀料理」は、石川県で生まれた日本料理です。中世から近世にかけて、北前船の拠点だった石川県は、日本海の物流の架け橋として発展しました。そのため、全国各地の物流が石川県に運ばれたのです。また、石川県は日本海に面している上に山にも恵まれているという絶好のロケーションだったため、昔から新鮮な食材をたくさん確保することができる自然環境が整っていました。

さらに、日本以外の海外からの情報も流れ込んできました。奈良・平安の時代には渤海（ぼっかい）と律令国家の交流が盛んに行われたため、石川県は海外の大陸から食が伝わってくる玄関口だったのです。こうした背景から金沢独自の食文化が生まれ、加賀料理の誕生につながりました。

金沢の伝統的な加賀料理の定番メニューである「治部煮（じぶに）」をご存知ですか？

これは、小麦粉をまぶした鴨肉と季節の野菜やすだれ麩を一緒に煮て、最後にとろみをつけるのが特徴の郷土料理です。名前の由来は、「じふじふ煮る」や人名から…など諸説あります。

すだれ麩とは、すだれではさんだ跡がある板状の麩のことで、こちらも金沢の特産物。「治部煮（じぶに）」１つで、金沢の味を堪能できます。

金沢で加賀料理を食べることができると人気の味処　髙﨑でも、この「治部煮（じぶに）」を提供しております。鴨治部煮はお店によって味が違います。ぜひ味処　髙﨑の治部煮を食べてみてください。

金沢の伝統的な加賀料理には、「はす蒸し」というメニューもあります。れんこんをすりおろし、卵白と混ぜて、ゆりねとうなぎの上にのせ蒸したもの。その上にあんをかけ、ウニやわさびをのせて作るのが、味処　髙﨑のはす蒸しになります。

なお、はす蒸しは新れんこんでは粘り気がないので作れません。11月以降の粘り気のある小坂れんこんでしか作れないのがはす蒸しになります。

加賀料理は、金沢の食材をふんだんに用いた郷土料理です。鮮度の高い食材の旨味を引き出す調理法は、観光客だけではなく地元民にも人気。武家屋敷のそばにある割烹料理屋で、日本酒と一緒にしっぽりと加賀料理を楽しみませんか？

味処　髙﨑は、カニをはじめ、おいしい加賀料理が食べられる金沢でも人気のお店。おいしいカニや金沢グルメを堪能したい方は、ぜひお問い合わせください。